【症例報告】日中の咳・夜間の喘息様症状【感触診】
OPAの赤坂です。
9年連れ添った赤めがねを卒業し、ニュータイプになりました。
ちょっと今時になりました!
顔は薄いままですが!!(;・ω・)
今日の症例は
「日中の咳・夜間の喘息様症状」
です。
職場の方ですね~。
ずっとマスクしてコンコン😷
問診での聴取はこうです。
- 日中咳が止まらない
- 痰も出る。
- 寒暖差が大きいと出てくる
- 夜は本当に苦しくなる
「2年前からなんだよね」
とのこと。きっかけとして思い当たるのが
寒くなり始めた今みたいな時期に薄着で外を走った時から、決まってこの時期にはこの症状に陥ると。
東洋医学でいう本が肺虚なので、元々呼吸器に出やすい。
西洋医学での喘息でも、典型的な症状が出ていますね。
喘息(ぜんそく)の症状 | チェンジ喘息!なるほど ぜんそく.com
通院の予定もあったため、アプローチさせてもらいました。
第一目標!!咳を減らしましょう!!編!
上記のきっかけにより、咳の時にストレスかかる部分をダウンさせていきます。
まず、胸郭の固さをみてみると、左側が明らかに動いていない。
「横隔膜」の左脚にテンション合わせてリリース。
一気に緩む。
テンションは左胸郭全体で感じましたので、「肺」へもアプローチ。
肺を見つけるに、打診を使用。
呼吸リハビリテーション分野の方なら誰しもがご存じだと思いますが。
(手技自体は難度高めなので、呼吸リハビリテーションの人に聞いてください。)
赤坂さんは大学の時にやった遺産程度ですので。笑
肺実質内に入って、胸郭の動きが不十分なところ中心にマイルドにリリース。
合わせて腸間膜リリース。
治療時間10分で1回目終了。
後日。
「日中の咳が信じられないくらい楽!!」
まだ、夜間の苦しさはあるとのこと。
ということで
第二目標!夜間の症状を減らしましょう!編!
第一でやろうとしてたけどやらなかった
「気管」へ。
頸部牽引から気管のテンションを感じてみる。が、イマイチ届かない感じ。
ので、これはお試しみたいになってしまったけど、胸郭上から気管へアクセスしてみることに。
これは感触診の脈管系の考え方でやってみた。
動脈、静脈、リンパの感覚ではなくて、気管の走行に沿って呼吸時の空気の流れがわかるかどうか。
わかれば良いということにしました。
リリース前の気管は、ズシン、とした感覚。
エリアのリリース感覚の代わりに、上部頸椎のテンションが邪魔して出来ない感覚が。
頭蓋の一時呼吸の評価から
後頭骨、第1*2頸椎リリース。
した瞬間、胸郭上部がきゅるるるると緩んで行く。
再度胸郭から気管系へアクセスしてみると
呼吸時の空気の流れを感じました。
おお、動いている。。
と、なんか感動(笑)
それで治療10分終了♪
2日後聞いてみると
「あのね、あの後夜も楽になったの。ほんとビックリしたんだけど!」
と、報告して貰えました!
気が抜けると途端咳してたのがかなり軽減され、強い症状はないとのこと。
継続してもっと楽になってもらえるように頑張ります(’-’*)