さいごのひとくちまでしあわせ。

oriental physio academy埼玉支部。女性専門 痛みと不定愁訴へのコンディショニングサロン joggy代表。PPjump代表。整体師。

【症例報告】再発したトリガーポイント【生活指導】

OPAの赤坂です。

段々涼しくなってきましたね~。

秋の味覚は大好物揃いなので、冬になる前にばっちり楽しんでいきたいと思います!

 

この記事の続きです。

 

第二回の介入でした。

クライアントさんに聞いてみると

「実は全然引いてないの~。寝て起きたら戻ってた~(^^;」

 

な、なんですと!!(゜ロ゜)

手応え的に消失とはいかないまでも、大幅に改善する予定だったんだけどな。

 

と、もう一度頸部の評価をしようと

施術枕を外し、自分の両手を頭部に添えていると

ぐっ、ぐっと手に圧が加わる。

定期的に、私の手を頭で押し付けてくる。

 

でも、クライアントさんは寝てる。

うーん、わざとではないらしい。

 

「あの、今力入れてる感覚あります?」

「え?全然ないよ。なんで?」

 

無自覚!!!

無意識で伸展が出てくる反応は色々あります。

 

例えば、脳外科で見るプッシャーとか。


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脳卒中リハビリテーション分野では、よく見られる現象ですね。

原因など諸説あるみたいですが。

知らない方はググってみてください。

 


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高いところから落ちそうになった反応としてもそうですね。

(なんかジョジョ立ちみたいで熱い)

 

ということは、無意識的にこうならざるを得ない何かが、クライアントさんにあるということです。

 

この癖がなくならない限り、トリガーポイントが量産され続けるってこと。

 

大切なのは生活指導!

ということで、問診に戻ります。

 

まず、こういう癖があります、という自覚から。

「えー!?そんなことしてるんですか!」

そうそう、そうなんです。

そこから解決していかないと症状は続くと思います。

 

「普段から落ちないようにしたり、狭いところにいなきゃいけない習慣あります?」

と聞いてみると

「........?.....あ!ある!!」

 

「私、凄い狭いベッドで寝てるんです!」

 

シングルよりちょっと狭いのを2つくっつけて二人で寝ています、と。

そうそう、だいたいこれと同じくらい。と、指をさす先には施術ベッド。

そ、それは狭い(^^;

 

相手に気を使って、寝返り打つのも大変。

再現してもらいましたが、まず頚部は勿論、全体を大きく伸展(反る動き)してから、小刻みに伸展、回旋を繰り返す。

 

寝付くまで、寝付いてもなを続いてる可能性。

だから、仰向けになったときに無意識にやっちゃうし

前回も寝るまでは大丈夫で、起きたら痛かったのも納得。

 

生活指導としては

スペースがあるなら布団で、ひとりで、寝てみてください。

とだけ。

いきなりベッド買い換えろとは言えないし~(^^;

 

そして、現在、頚動かしても殆ど痛みはありません。

とのこと。疲れたときにまだ余波はあるらしいけど、それは今後ゆっくりとっていければと。

 

「追々、ベッド処分しようかと思います(笑)また痛くなるの困るし」

寝る環境設定、大事だなぁ~。