【症例報告】オペの危機だった小指の痛み【OPA】
OPAの赤坂です。
今回は先日投稿した
「オペをすすめられた小指の強い痛み」
の改善についてです。
超絶シンプルだったので、症例報告に書くつもりなかったのですが
どうやったの?っていうのがあったので、纏めてみることに。
といっても、本当にシンプルなんですが(^o^;)
主訴は上記の通り。
中年期から良く見られる手指関節の腫れから来る若干の可動域制限はありますが
DIP、PIPのみでその他変形なし。
朝こわばることもないし、リウマチ系ではないことはドクターが診断済み。
痛みはDIPのみの深部痛。
運動時、安静時痛あり、痛みが範囲的に限局されていない。
とくれば、原因のトップにくるのが
トリガーポイントです。
トリガーポイントの訴えの特徴として
◎深部痛
◎「ここら辺が痛い」などの大雑把な表現
DIPとはありましたが、関節部から中枢部へ波及しているとのことからの予測です。
小指DIPに関連痛を送るのは「小指外転筋」ですかね。
(jyunk2004.exblogさんからお借りしました)
深部に虚血圧迫を加えると、図のままに
「なんか関節まで響く」と。
ちなみに、上後鋸筋、前鋸筋、広背筋、小胸筋、小円筋、斜角筋、などなどの可能性ももちろんあります。
(「誰でも出きる トリガーポイントの探し方、治し方」より)
ここで問題となるのが、キートリガーポイントの存在です。
キートリガーポイントは、簡単に言うとラスボスみたいなもんです。
この小指外転筋トリガーポイントが、サテライトトリガーポイントだった場合、また再発します。
既往や訴えとして肩凝りはなし。
でも念のためチェックすべきなのは「小腸経」の存在。
(MCNEWSさんからお借りしました)
小腸経の流れはこれです。
(kirakuin.comさんからお借りしました)
今回の主訴部位そのまんまです。
この小腸経のラインはアナトミートレインでいう「アームバックライン」。
そのストレスがあるとすれば、このライン上にキートリガーポイントがある可能性がある。
併せて調整する必要があると考えました。
(棘下筋とか凄い大事だし)
OPA中級での導診にて小腸経の評価。
軽い伸長痛あり。
小腸経の原穴には激しい圧痛あり。
トリガーポイントと原穴リリースな終わったこれには
指を握って動かしても
「痛くない!!何故(;・ω・)」
と、反応も良好。
1ヶ月経っても再発なし。
手術しないと治らない言われていたそうなので、とても安心されたようです。
そして、他の身体の不調を改善させる意欲も出てきたとのこと。よっしゃ!
勿論、本当にオペが必要なケースもあるでしょうけど
今回は当てはまらなかった訳です。ふむふむ。
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他の手技の使い手でも、トリガーポイント知ってて損はないと思いますよ♪